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【獣医師執筆】犬のフィラリア薬はいつから?

フィラリア予防期間

フィラリア予防薬の投与は、蚊が活動しているシーズン中、毎月1回行うことが絶対に必要です。

しかし、多くの飼い主さんが毎年直面する疑問があります。

  • 「フィラリア予防薬はいつからいつまで与えれば良いのだろう?」
  • 「特に大阪や東京など、自分の住んでいる地域での具体的な投薬時期は?」

これらの疑問は、フィラリア予防において非常に重要です。
正確な予防期間を知ることは、愛犬をフィラリア感染のリスクから守るために不可欠です。

この記事では、獣医師が居住地域別に、犬のフィラリア予防薬の適切な投与時期について具体的なガイドラインを提供します。
地域によって蚊の活動期間が異なるため、この情報は飼い主さんがフィラリア予防薬をいつからいつまで与えるべきかを判断するのに役立ちます。

この記事を読み終えた時、飼い主さんはフィラリアの予防期間やフィラリア薬に関する理解を一層深めることができるでしょう。
それにより、愛犬をフィラリア感染の危険からより確実に守ることが可能になります。
フィラリア予防は愛犬の健康を守るために極めて重要ですので、ぜひこの情報を参考にしてください。

目次

はじめに:フィラリア予防の重要性

1-1. フィラリア予防薬の基本知識
フィラリア予防薬は、主に蚊によって伝播されるフィラリア症を予防するために使用されます。
予防薬は、フィラリアの幼虫が成虫に成長するのを防ぎ、犬の体内での寄生を阻止します。
幼虫が血管内に侵入する前の初期段階で効果を発揮するため、定期的な投与が必要です。
これにより、フィラリア症の発症リスクを効果的に低減させることができます。

フィラリア予防薬をいつから飲ませるべきか
フィラリア予防薬の投与時期は、地域によって異なる蚊の活動開始時期に基づいています。
一般的に、蚊が活動を始める1ヶ月前から予防薬を投与開始し、                                                     蚊の活動が終了する1ヶ月後まで継続することが推奨されます。
これにより、フィラリア幼虫が犬に感染するリスクを最小限に抑えることができます。

2-1. 地域別予防期間の具体例
例えば、福岡県や長崎県などの九州地方では、5月初旬から12月末までがフィラリア予防薬の推奨投与期間とされています。
一方、北海道では、蚊の活動期間が短いため、6月下旬から11月中旬までが一般的です。
これらの期間は、地域の気候や蚊の活動状況によって変動する可能性があるため、獣医師の指導のもとで適切な予防策を講じることが重要です。


2-2. 予防期間を知りたい方必見!
物産アニマルヘルス株式会社 が全国の犬のフィラリア感染期間の目安を公表しています。                 HDUという、犬フィラリアを媒介する蚊の体内でフィラリア幼虫(ミクロフィラリア)が成熟するために必要な積算温度の単位を算出することによって、犬フィラリア症が感染する期間を推定することができます。

全国の犬のフィラリア感染期間の目安期間
https://filaria.jp/html/hdu/index.html

HDUによる犬フィラリア感染期間はあくまで目安となるものです。
実際の投薬期間は獣医師の指導に基づいて投薬してください。

九州地方・沖縄

【福岡・長崎・大分・佐賀・宮崎・熊本】
▶︎5月初旬〜12月末

【鹿児島】
▶︎4月末〜1月初旬

【沖縄】
▶︎通年投与

中国・四国地方

【鳥取・島根】
▶︎5月上旬〜12月中

【山口・岡山・広島・香川・徳島・愛媛・高知】
▶︎5月上旬〜12月末


近畿地方

【滋賀・京都・奈良】
▶︎5月中旬〜12月中旬

【大阪・兵庫・和歌山】
▶︎5月上旬〜12月末

北陸・東海地方

【新潟・富山・福井】
▶︎5月末〜12月中旬

【石川・静岡・愛知・三重・岐阜】
▶︎5月中旬〜12月末

関東・甲信地方

【東京・千葉・神奈川】
▶︎5月中旬〜12月末

【茨城・栃木・群馬・埼玉・山梨】
▶︎5月中旬〜12月上旬

【長野】
▶︎5月末〜11月末

東北地方

【青森・岩手】
▶︎6月下旬〜11月下旬

【宮城・秋田】
▶︎6月中旬〜11月下旬

【山形・福島】
▶︎5月下旬〜11月下旬


北海道

【札幌・函館・旭川】
▶︎6月下旬〜11月中旬

【北見枝幸】
▶︎7月中旬〜11月上旬

フィラリア薬の投与開始前に必要な検査


フィラリア予防薬を投与する前には、犬が既にフィラリアに感染していないことを確認するための検査が必要です。
感染している犬に予防薬を投与すると、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。
この検査は、予防薬の投与を開始する前、特に蚊の活動が始まる前に行うことが推奨されます。

フィラリア予防薬の投与方法と頻度

フィラリア予防薬には、主に内服薬、滴下薬と注射薬の3種類があります。
内服薬、滴下薬は毎月1回、もしくは3か月に1回与えるタイプを犬に直接与えるか、食事に混ぜて投与します。
一方、注射薬は年に1回
、獣医師による投与が必要です。
どちらの方法も、フィラリア症の予防には効果的ですが、飼い主様、犬の健康状態や生活環境に応じて最適な選択をすることが大切です。


よくある質問とその回答(Q&A)

フィラリア予防薬はいつからいつまで与えるべきですか?

地域によって蚊の活動期間は異なりますが、一般的には蚊が活動を始める1ヶ月前から活動を終える1ヶ月後までの期間が推奨されます。詳細は地域の気候や獣医師のアドバイスに従ってください。

フィラリア予防薬の副作用はありますか?

ほとんどの犬では副作用は見られませんが、稀に消化器系の症状や注射部位の反応が見られることがあります。副作用が心配な場合は、獣医師に相談してください。

すでにフィラリアに感染している場合、予防薬を与えても大丈夫ですか?

フィラリアに感染している犬に予防薬を与えると、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。予防薬の投与前には必ずフィラリア検査を行い、感染の有無を確認してください。

まとめ:フィラリア予防の重要性の再確認

フィラリア症は、犬の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
しかし、適切な予防策を講じることで、このリスクを大幅に減少させることが可能です。
フィラリア予防薬の選択と投与時期、そして定期的な検査が、愛犬を守る鍵となります。
犬の健康と幸せを守るためにも、フィラリア予防の重要性を再認識し、獣医師と連携して最適な予防策を講じていきましょう。

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この記事を書いた人

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